Last Updated on 2023-02-15 by YK
今回はカナダのセントキャサリンズでのホームステイ体験記1の続きを書きたいと思います。前回は学校生活のことを中心に書きましたが、ここではホストマザーとの生活や休日の過ごし方をお話させていただきます。
カルチャーショックとホームシック
初めての留学生活は、最初の2週間くらいはホームシックでした。
当時はまだ携帯が海外で使えるのは珍しい?時代だったので、通話料金が気になり滅多に日本に連絡できませんでした。日本はおろか家族からも離れたことがなかった私は、ホストマザーとの2人暮らしの生活に戸惑いました。
マザーといっても初めましての他人だし、、家族以外の人と同じ家に住むってこんなにストレスなの、、、?と正直感じていました。もちろん嫌なことをされたり言われたりしたわけではなくて、英語が思っていたより全然話せなかったことと単純に慣れない環境でのストレスが大きかったです。
例えば靴を履いたまま家にあがることや、ユニットバスになっていること、湯船に入らない習慣など留学前から知ってはいたものの、体験してみると最初はやはり落ち着かなかったです。
そして、思っていたよりも日本食が恋しかったです!
私は日本から緑茶のパックやおせんべいをたくさん持って行ったのですが、本当に持っていってよかったと思いました。St.Catharinesには中国人がやっているお寿司屋さんはありましたが、日本の食材が買えるようなお店はなかったので、長期で滞在する場合はもっと準備した方がよさそうです。
ホストマザーとの生活
と、ここまではネガティブなことを書きましたが、、そんな私も留学して3週間目には、
「もう日本に帰りたくない!」と言っているほどカナダが大好きになっていました。
私の場合、そう思えるようになったのはマザーの存在が本当に大きかったです。私のホストマザーはとにかく陽気な性格でした。
おとなしい私を元気づけるようにたくさん話しかけてくれたり、学校の宿題を手伝ってくれたり、車で色んな場所に連れていってSt.Catharinesを紹介してくれました。
私は最初は自分の英語力を気にしてなかなか話すことができず、話を聞いて相槌を打つのに精一杯といった感じでした。でもマザーは全然気にしていない様子でいつも楽しそうに笑っていたので、私も細かいことはいいや!と次第に思えるようになっていました。
間違えることが嫌で話すことを躊躇していましたが、正解へのこだわりを諦めてみたことで結果自分も楽に生活できるようになっていました。小さなことでも自然とこちらから質問するようになり、家での会話が増えていきました。
日本から一緒に留学に行った子の中には、ルームメイトがいる家や小さいお子さんがいるファミリーがあって、マザーだけの家というのは珍しかったです。その分、たくさん関わりが持てて濃い時間が過ごせたと思っています。
食事
ホームステイだったので、基本的には朝も夜もお家で用意されたご飯を食べていました。
朝はいつも私の方が早く起きていました。まずコーヒーメーカーで2人分のコーヒーを作り、それからヨーグルトとパンもしくはシリアルを食べていました!
パンはトーストしてからメープルシロップをかけて食べるのが好きでした。休日はマザーがフレンチトーストやバニラシェイクを作ってくれました。美味しかった・・。
お昼は家で作ったサンドイッチや残り物を詰めたお弁当を学校に持っていきました。
印象的なのは、リンゴをそのまま渡されたことです。え、丸ごと?かじるの?と驚きながら学校に行ったら、当たり前のようにリュックからリンゴを出してかじっている人の光景が。日本ではなかなか見ないと思いますが、海外では普通のようです。
最初は少し恥ずかしかったのですが、その後は毎日リンゴかバナナを食べていました。外でも人目を気にせず手軽にフルーツが摂れていいですよね。
学校が終わって放課後遊んで、いつも17:30頃に帰宅していました。それからマザーと一緒に夜ご飯を食べて、食後にテレビを観てまったりして、あとは自分の部屋で自由に過ごすのがルーティンでした。
私の家の夜ご飯はだいたいワンプレート+デザートでした。
パスタ&サラダや、お肉&野菜のソテーのプレートが多かったです。量はそれほど多くなく、イメージしていた欧米の食事とは違いヘルシーでした。
私が特に好きだった夜ご飯は、豚肉とリンゴのソテーと、Squash Spaghettiにバターをのせたものです。Squash Spaghettiとは日本語でキンシウリといって、かぼちゃの一種です。バターとの相性が抜群でした。友人のステイ先では毎日がっつりピザやステーキが出ていたので、ホームステイ先によって食事もかなり違いました!
休日の過ごし方
教会
St.Catharinesには大小の教会が点在しており、私も日曜日の朝はしばしばマザーに誘われ教会に行きました。教会と聞くと静かにお祈りするイメージだったのですが、実際行ってみると地域のコミュニティに近い感じで、みんなでわいわい話していました。他にもアーティストがステージで歌う時間があったり、まるでライブ会場のような雰囲気でした。
ナイアガラ
ナイアガラの滝は世界3大瀑布の1つで、言わずと知れたカナダの観光名所です。ナイアガラはセンキャサからバスで15分くらいで行ける距離だったので、週末に遊びに行きました。最初は滝の迫力に圧倒されるのですが、見ているとなんだか自然と落ち着いた気分になれる癒し効果がありました。気が付くとかなりの量のミストを浴びているなんてことも・・・
滝は、見るのはもちろん良いのですが、私は霧の乙女号(Maid of the Mist)という船に乗る体験もしました。これは霧の乙女号という遊覧船に乗って、滝のすぐ側へ行けるアトラクションです。
レインコートが配られてそれを着て乗るのですが、滝の前まで来るともう霧ではなく水しぶきです。びしょびしょになりましたが、滝の近くにきれいな虹が見られて忘れられない思い出となりました。
ナイアガラは冬は凍ってしまうくらい寒くてお店も開いていないので春〜夏をお勧めします。夏は滝のライトアップも見られて、とても幻想的ですよ。
そしてナイアガラの滝のすぐ側にクリフトンヒル(Clifton Hill)という通りがあります。ここは、見ているだけで楽しい気分になる通りです!
道の両脇にはお化け屋敷やアトラクションやお土産さん、レストランなどが立ち並び、まるで遊園地のような雰囲気です。ナイアガラに行ったら絶対行くべきスポットです。
トロント
週末に遊びに行ける場所として、やはりトロントもおすすめです。センキャサからバスで1時間ほどで着きますが、一気に都会感を味わえます。
私はトロントに行ったらイートンセンター(Eaton Centre)という大型ショッピングモールで買い物をしたり、カフェでおしゃべりを楽しんでいました。そしてチャイナタウンやリトルイタリーなどのコミュニティを散策するのも好きでした。カナダにいるのに本格的なイタリア料理が食べられて、ラザニアが美味しくて驚いた記憶があります。
さらにトロントのダウンタウンにあるケンジントンマーケットもおすすめです。古着や雑貨屋さんが密集していて、いつも賑わっています。個性的なお土産やビンテージの掘り出し物が見つかるかもしれません。中でも「Exile」というお店がケンジントンマーケットの象徴的なお店なので、見つけてみてください。
初めてトロントに行ったときは、観光気分でCNタワーに上りました。高所恐怖症でなければ、タワーからの景色を見たり床がガラスになっているところで写真を撮ったりして楽しめます。ただ入場料が36ドルかかるので、私的には1度上ったらあとはもう地上から見上げるCNタワーで十分かなと思いました・・・!
学校
休日でも学校によく行っていました。体育館が無料で借りられるので友達とバドミントンやバスケをして遊んでいました。平日はIELPの留学生としか会わないのですが、土日や放課後はブロック大学の学生とも友達になれるチャンスだったので、積極的に行って話しかけたりしました。
学校はとても広くて、キャンパス内にマックやスタバがあったり、ジムやプールもありました。IELPの学生でも大学の設備は自由に使えたので大きなメリットだったと思います。当時の私にとっては日本の大学と違うその環境が新鮮で、毎日行っても飽きないほど好きでした。
留学してからの英語の上達について
私の初めての留学は、行った当初はHow are you?に答えるのも精いっぱいなくらいの英語力でしたが、帰ってくるときはリスニングにはだいぶ慣れた実感がありました。一方スピーキングに関しては、私は4か月の短期留学だったので、スピーキングは劇的に上達はしませんでしたが、それでも1日の出来事をマザーに伝えたり、友達と日常会話を楽しめる英語力は身に付きました。
私は幼いころからECCジュニアで英語を学んできて、中高の英語の成績も良かったので、本当はカナダに行ってもっとスラスラ話せる気がしていました。(自信満々で行ったわけではなくて、何も分かっていなかっただけです。)
でも行ってみて、それまでいかに文法や試験の勉強ばかりをやっていて、アウトプットの練習をしてこなかったか痛感しました。留学に行って最初は緊張するのは誰でも仕方ないと思いますが、もっと話す練習をしてから行ったら、上達度合いも違ったかなと思っています。
St.Catharinesは大きな町ではありませんが、人がとても親切で自然豊かで治安もいいので、ホームステイ先としてお勧めです!留学に行きたいと思っている方はたくさんいると思います。今はコロナ禍でなかなか留学も延期になってしまうご時世ですが、今のうちに英語の勉強と英会話の練習を始めてみてはいかがでしょうか。
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