失敗しない海外留学 渡航前に必要な準備とマインドセット
失敗しない海外留学 渡航前に必要な準備とマインドセット

失敗しない海外留学 渡航前に必要な準備とマインドセット

Last Updated on 2023-02-21 by YK

この記事では高校または大学で留学予定の方が日本で準備できることを解説しています。

留学はとても貴重な経験になりますが、留学することがゴールではなく、留学先での英語環境での生活や学校の授業、友達作りなど、実際に留学すると初めて体験することが色々あり難しい部分もあります。

もちろん留学するだけでも素晴らしいことですが、ちゃんと準備して留学した人とそうでない人では、留学後の生活に大きな差がでてきます。

初めての留学の場合は何を準備をしたらいいのかわからないので、そんな方の参考になるようなマインドセットと準備に関する内容です。

自主的に成長できるマインドセットを持とう

まず、一番最初に取り組みたいのはメンタル面での留学準備です。

実際に留学すると、あたりまえですが基本英語のみの生活になります。

もちろんスマホやインターネットがあるので、いくらでも日本語に触れる機会はありますが、ホームステイ先や学校の寮では英語のみの生活になり、先生やクラスメイトとのコミュニケーションもすべて英語になります。

日本語が通じない新しい環境で英語だけでコミュニケーションを取るのは、慣れるまではかなり緊張します。

ただ、最初は結構大変ではありますが、実はやりようによってはそこまで難しくなく最小限のコミュニケーションだけでも普通に生活していくことができてしまいます。

英語が話せなくてもなんとかなってしまう

留学すると気づくことですが、そこまで英語を話さなくても相手の言っていることがわかりさえすれば、大抵のことは十分やり過ごすことができます。

海外留学というと相当高い英語力が必要なイメージがありますが、自分から自発的に話さないかぎり英語でのコミュニケーション力はそこまで伸びません。

受け身の姿勢で留学生活を送ってしまうと、せっかくの留学期間の貴重な時間がムダになってしまうので、しっかりとしたマインドセットを持って留学することが必要です。

自発的に考えて動くことが重要

留学前に重要な準備として、なぜ留学したいのかを再度確認し、学業面以外でも明確な個人目標も持つことが重要です。

最初は周りが気を使って話しかけてきてくれますが、こちらから積極的に人に話しかけて交流しないと、だんだんとその場にいるだけで会話の中に入れなくなってしまいます。

そうなると日本にいるほうがよっぽど人として成長できるということにもなりかねません。

ホームステイや学校の寮、ルームシェア、学校生活、学校外での友人との交流など、留学すると最初は自分ひとりで生活の基盤を作らなくてはいけません。

留学で得られるモノ

留学で得られるモノは、海外での学生生活と英語力だけではありません。海外留学は、自分で考えて行動し、自発的に成長できる絶好の機会でもあります。

日本から遠いまったく新しい環境なので、自分がなりたい自分になれる環境です。

留学では、ホームステイや寮、学校での生活、さらにプライベートな時間をどう積極的に活用していくかが大切です。

初めての人にも自分から話しかけて仲良くなっていくことや、学校で積極的に学ぶ姿勢、学校外で様々なことに挑戦するチャレンジ精神など、正しい方向性をもって留学すると、帰国時に大きく成長を感じることができます。

グローバルな感覚を養うには、色々な人と積極的に交流するしかないので、内気な人もシャイな人もぜひ日本にいる時よりも積極的に行動できるよう様々なイメージをもってメンタル面での準備をしてください。

学校の勉強の準備

次は、学校でのクラスについて行けるよう事前にできる範囲で予習することをおすすめします。

英語で授業を受ける場合、内容を予習しておくのとしていないのでは理解度が大違いです。

授業の準備(高校留学)

高校での留学であれば、日本の高校で習う少し先の内容まで軽くでも頭に入れておくと、英語での授業でもなんとなく内容が理解でき、授業についていくことができます。

特に数学などは、ほとんど英語力は関係ないので、先手を打って先の分まで勉強しておくと、先生が何を言っているのかがわからなくてもなんとかなります。

他にも自分が受ける授業の大まかな内容がわかるようであれば日本語で少し先に勉強しておくのがおすすめです。

最初からクラスメイト全員の前で先生からの質問に英語で答えたりするのは難しいですが、テストなど書く方である程度のスコアを取ることができればクラスをパスすることができます。

両方できないとクラスについていくのが段々難しくなっていくので、事前に片方だけでも押さえてしまったほうが良いです。

現地に行ってからインターネットで日本語で勉強することもできますが、留学するとなんだかんだ忙しいので日本でやっておいたほうが留学先の高校でも余裕をもって対処できます。

授業の準備(大学)

大学留学の場合は、専攻と取る授業はある程度決まっていると思います。使用されるであろうテキストを事前に知るのは難しいですが、似たようなテキストであれば十分日本でも購入できます。

紀伊国屋やAmazonで英語のテキストも売っているので、そのコースの入門編テキストにあたる「101」に出てくる単語や内容を丸覚えしておくと、スムーズに授業に入ることができます。

英会話の勉強

最後は、日本で事前に英会話を勉強することです。これは英語の勉強ではなく英会話の勉強です。

海外の高校や大学に入る場合は通常TOEFLやIELTSのスコアが必要なので基礎英語力が高い方が多いと思います。

ただ留学では英語力だけではなく英会話力も必要です。

当然留学してしまえば生活していく上で嫌でも英会話が上達しますが、留学先に到着した最初が肝心なので、日本で最低限の英会話力を身につけてから渡航するのがおすすめです。

最初に着いたタイミングが、初対面でのあいさつや、手続きなどで色々な人と話す機会が一番多くあります。そこでのコミュニケーションがスムーズに進むとその後の生活がかなり楽になります。

下記が英会話で意識的に強化しておきたい部分です。

英語だけの環境になれる

まず最初に感覚として英語オンリーの環境になれることが必要です。

そんなにスムーズに英語を話せる必要はありませんが、日本では外国人でも相手が日本語を少しは理解できたり、日本の文化を知っているので、こちらに合わせて話してくれます。

とっさに日本語が口から出てしまっても、相手が意味を理解して会話を拾ってくれることもありますが、留学先では日本語を話してしまうとかなりぎこちない雰囲気になってしまいます。

そのため、わからなくても英語オンリーでコミュニケーションが取れるよう、英語環境に慣れる必要があります。日本でもオンライン英会話などで同じ環境を経験することができます。

おすすめのオンライン英会話スクールについては、下記もご覧ください。

知らない人と英語で会話する訓練

次はさらに一歩踏み込んで、初対面の人と英語で話す練習です。

すでに英会話スクールなどで外国人講師と話すことに慣れている人も、いつもの講師ではなく、できる限り多くの新しい講師のレッスンを受講し、「はじめまして」からの会話になれるのがおすすめです。

いつも会っている講師は、こちらの発音のクセを知っているので、多少発音があいまいでもこちらの言いたいことを理解してしまいます。また、会話も予定調和になりがちです。

初対面の講師で改めて場数を踏んでおくと、留学直後に経験することになる「ぎこちない会話」を回避することができます。

自分の言いたいことをいう練習

英語の会話では日本語と違い、会話で理由を説明する機会が多いです。日本はハイコンテクストカルチャーで欧米はローコンテクストカルチャーなのが理由です。

ハイコンテクストカルチャーとは、言いたいことが暗黙の了解で伝わりやすい文化。日本をはじめアジア、アフリカ、南米の文化を指す。遠回しに話しても「空気」で意思が伝わるので言葉足らずでも問題ない傾向がある。
ローコンテクストカルチャーの欧米では、問題とその解決策を直接的にはっきり伝える必要があり、日本語と比べると言い方であまり気分を害したりしない文化。

そのため、理論立てて自分の気持ちや考えを伝えることがコミュニケーションにおいては重要です。

特に留学すると国籍の違う人たちと話すことにもなりますので、日本人同士だと「あたりまえ」で説明が、海外では、一から自分の考えを理由まで説明することが必要になってきます。

まとめ

以上が私が失敗しない留学のためにおすすめできる留学準備です。

結局、留学は行ったら行ったでなんとかなりますが、しっかり準備すれば気持ち的にも安心して留学できるので、是非、留学に向けたマインドセットと事前に日本でできる英会話の勉強方法を検討してみてください。

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