Last Updated on 2023-02-15 by YK
英語初心者でもうまく立ち回れば、英語でも初対面の会話を5分間くらいは簡単に持たせることができます。
初対面では非常に限定された内容しか話さないので、使用頻度の高い単語とフレーズさえ覚えておけば会話が成立するのが理由です。
今回は初対面で会話を5分続けるのを目標に、「使える英会話フレーズ」をご紹介したいと思います。
また、今回は自分のことを話しながら相手にも質問できるようにすることで、よりスムーズなコミュニケーションを目指します。
では早速始めていきたいと思います。
Contents
初対面の会話の流れ
まずは初対面での大まかな流れですが、初対面の会話の流れは、英語も日本語も大して変わりません。
「挨拶」→「自己紹介」→「雑談(スモールトーク)」→「締めの挨拶」の順番になります。
具体的には、会ったタイミングで「こんにちは」等一言挨拶し、次に簡単な自己紹介に移ります。
自己紹介の内容は状況によりますが、まずは名前を伝え、その後、プライベートであれば、自分の出身地や住んでいる場所、趣味などを紹介します。
ビジネスであれば、あまりプライベートな趣味の話はせず、どんな業務を担当しているか、自分の仕事をメインに紹介します。
挨拶と自己紹介だけで終わってしまうと少し味気ないので、軽い雑談も自己紹介の後に取り入れたいところではあります。
最後のステップとして、別れ際に「ではまた来週!」など締めの挨拶をして会話は終了です。
英語も話す内容と順番は変わらないので、流れに沿った英会話フレーズさえ覚えてしまえば大丈夫です。
初心者の人が相手に合わせて臨機応変に会話に対応するのは難しいので、こちらが会話をうまくリードするくらいの気持ちで臨んだほうが上手くいきますよ。
フレーズを覚える
では、先ほどの会話の流れに沿って「挨拶」「自己紹介」「雑談」「別れ際の挨拶」に必要なフレーズを覚えていきます。
自己紹介や雑談のフレーズを覚える際には、同時に質問する疑問文のフレーズも一緒に覚えてしまうと後々便利です。
例としては、「私は日本の出身です」「I’m from Japan.」というフレーズを覚える時は、質問で使える「Where are you from?」もペアで一緒に覚えます。
自分だけが一方的に話してしまうと何を言おうかにエネルギーを使いすぎて、余裕がなくなってしまいます。
英語は自分が話すのと同様に、相手に質問して話を引き出すこともマナーの一部で大切です。
相手も質問されると興味を持たれていると感じるので、上手に質問できると一挙両得ですね。
話を振れるとテンポ良く進めることができますよ。
下記は一例ですが、項目ごとにいくつか使えるフレーズを記載します。
挨拶で使えるフレーズ
最初に挨拶のフレーズとして、フォーマルな場面で使えるものとカジュアルに使えるものをご紹介します。
挨拶の際、言い終わるか終らないかのタイミングで一緒に握手すると自然な印象になります。
フォーマルな挨拶
この挨拶はフォーマルな場面、特にビジネス相手や年配の人と話す時に使える挨拶です。
相手から言われた場合は、同じ言葉で返せば基本的には問題ありません。「Nice to meet you / Pleased to meet you」の場合は文の最後に「too」を入れると「私も」とのニュアンスを加えられます。
- Hello
こんにちは - Good morning / Good afternoon / Good evening
おはようございます / こんにちは / こんばんは - It’s nice to meet you / Pleased to meet you(初対面限定)
お会いできてうれしいです(日本語の初めましてにあたります) - How do you do?(初対面限定)
意味は「初めまして」ですが、イギリス英語で昔の人が使っていた印象のあるフレーズです
カジュアルな挨拶
下記は普段使える挨拶です。カフェで店員さんと話す時や、友人や同僚に会ったときに使える表現です。
フランクな関係であれば、どれを使っても問題ありません。フレーズの前に「Hi」や「Hey」を付けても自然です。
- How have you been?(知り合い限定)
- How’s it going? / How are you doing?
- How’s everything? / How are things? / How’s life?
- How’s your day? / How’s your day going?
- What’s up? / What’s new? / What’s going on?
- Good to see you / Nice to see you
- Long time no see / It’s been a while
1から4までは、質問の対象が「人」であったり、「ものごと全般」だったりしますが、すべて「どんな感じ?」的な質問です。
相手から聞かれた場合は「great」「good」「fine」など簡単に一言で返してOKです。
「fine」は、「特に良くもないけど大丈夫」という感じなので、特に言いたいことがなければ「great」か「good」あたりが無難です。
5については、特に新しいことがなければ、「nothing new」「nothing special」と返答すればOKです。
その後にHow about you?と聞き返すと会話が不自然に止まってしまうのを防げます。
6と7に関しては、そのまま同じフレーズで返せば大丈夫です。
自己紹介で使えるフレーズ
次は挨拶の後に使えるフレーズ集です。
自己紹介への導入フレーズ
最初の挨拶が終わったら、次に自己紹介につなげるフレーズがあるとベターです。
- I don’t think we’ve met (before).
以前お会いしたことないですよね? - Let me introduce myself, I’m … / I’d like to introduce myself, I’m …
自己紹介させてください。私は ….
1は初対面の人に対して「初対面ですよね」と確認するフレーズで、日本語だとあえて使うことはないですが、英語では頻繁に使われます。
自分の名前を伝えるフレーズ
名前を伝える時には、「My name is …」か「I’m …」を使います。通常は「I’m」を使用しますが、よりフォーマルな場面や名前を強調したい場合は「My name is」を使います。
ニックネームがあるときは、後に「Please call me …」などニックネームを伝えてもOKです。
- I’m … 私は …
- My name is … 私の名前は …
逆に名前を尋ねる場合は、下記です。
- May I ask your name? (丁寧な聞き方)
- Can I ask your name? (カジュアルな聞き方)
出身地
出身地を伝えるのには下記のフレーズがあります。
- I’m from … 私は … の出身です
- I came from … 私は … から来ました。(以前住んでいた場所を伝えるフレーズ)
- I was born in … 私は … で生まれました。
- I was raised in … 私は … で育ちました。
(どこで育てられたという意味で、幼少期の意味合いが強い) - I grew up in … 私は … で育ちました。
(幼少期だけではなく、自分がどこで成長したかを言い表せます) - I was born and raised in …. 私は生まれも育ちも … です。
質問したい時には下記のフレーズが使えます。
- Where are you from?
- Where did you come from?
- Where were you born?
年齢
次は年齢に関するフレーズです。
- I’m 35 years old. わたしは35歳です
(years oldは省略してもOKです。) - I’m around 30. わたしは30歳前後です
(あまりはっきり言いたくない場合にはaroundで濁せます)
年齢に関しては、自分から言うのは問題ありませんが、初対面で聞くのはかなり失礼になるのでおすすめできません。
もし親しくなって聞く場合は、「How old are you?」と尋ねるのがが一般的です。
職業
職業を聞かれた際に、会社勤めの場合、日本では「サラリーマンです」と答えることが多いと思います。
直訳すると英語では「office worker」となりますが、英語で「I am an office worker」と自己紹介すると少し不自然な感じになってしまいます。
英語では一歩踏み込んで、実際に担当している業務であったり役職を伝えるほうが自然です。
「I am ~ 」で文章を始める場合と「I’m in charge of 業務内容」, 「I’m responsible for 業務内容」で説明するフレーズが良く使われます。
- I am a [sales representaive / sales manager] at [ABC Company].
わたしはABC会社で営業 / セールスマネージャーをしています。 - I am a marketing specialist at Google.
わたしはグーグルでマーケティング業務を担当しています。 - Yy job is to…
わたしの仕事は~をすることです。 - I work in [field/industry].
わたしは~業界で働いています。
趣味
次は趣味に関するフレーズです。日本語の趣味は直訳するとHobbyになりますが、簡単な趣味を聞く場合は英語では「Free timeに何をしていますか?」と聞く方がより自然です。
「Hobby」というと、軽い趣味というよりも、比較的真剣に取り組んでいる趣味に捉えられます。
- I like to do … in my free time.
- I’m into …
- My hobby is …
逆に趣味を尋ねるフレーズは下記です。
- What do you do in your free time?
- What is your hobby?
家族構成
家族について話す際は、下記のフレーズが使えます。
- I’m single. わたしは独身です。
- I’m married. わたしは結婚しています。
- I’ve been married for 20 years. 結婚して20年になります。
- I’m married with 2 childeren. 結婚していてこどもが2人います。
- I have 2 kids. こどもが2人います。
家族に関しての質問は、突然初対面で聞くと人によっては、少し失礼になってしまう可能性もあるので、話の流れや聞かれたり、自然と家族の話になったら聞くのが良いです。
- Are you married?
- How long have you been married?
- Do you have any kids?
別れ際の挨拶
自己紹介と少し雑談をした後は、別れ際に挨拶をして終了です。
別れ際のやり取りもかなり重要です。スムーズにいかないと、気まずい感じになってしまうので、最後はスマートに終わりたいです。
いきなり「Bye」などは、突然すぎるので、まずは、会えて(話せて)嬉しかったことを相手に伝えます。その後に別れの言葉を言います。
- It was nice meeting you
- It was nice seeing you
- It was nice talking with you
- I really enjoyed meeting / seeing / (talking with) you
フォーマルなフレーズ
- Goodbye
- Have a nice day / Have a good one
- I look forward to our next meeting
- Take careGoodnight
カジュアルな締めのフレーズ
- ByeSee you later / See you soon / Talk to you later
- I’ve got to get going / I must be going
- I’m off
- Take it easy
まとめ
以上が初対面で話す時に使えるフレーズ集です。
一部既に会ったことがあるる人用のフレーズも混ざっていますが、これだけ抑えておけば、初心者の方でも5分は会話を持たせることができますので試してみてください。
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英会話イーオンさんのページがわかりやすいので、下記のリンクよりご覧ください。
英会話イーオン「簡単英会話フレーズ 日常会話編」