Last Updated on 2023-02-14 by YK
電車などの移動中に英語の映画や動画を見て英語のリスニングの練習をしている方も多いと思います。
今回はTEDを使用した効果的な勉強方法をご紹介します。
英会話中級レベルの方や文法やリーディングは得意なのにスピーキングが苦手な方に向いている学習法です。
ちなみにTEDとは、Technology、Entertainment、Designの頭文字をとって命名されたもので、署名人や様々な分野の専門家の講演を主催している非営利団体です。
現在インターネットで無料で見られるTED TALKSはその講演をまとめたものになります。
アマゾンの創立者のジェフベゾス氏、元アメリカ大統領のビルクリントン氏や元アメリカ合衆国副大統領のアールゴア氏などこれまでに数々の著名人が登壇しています。
TEDの動画は1本が15分くらいで移動中でも見やすいです。
トピックも多岐にわたるので自分の興味のある内容が必ず見つかります。
英語の学習としてだけではなく講演の内容自体も非常に参考になりますよ。
TEDで鍛えることができる英語スキル
TEDで英語のリスニングの勉強だけするのはもったいないので、リーディングとスピーキングのトレーニングも一緒に行います。
実際の会話やビジネスシチュエーションでも役立ちますのでぜひ試してみてください。
最初は時間もかかり大変ですが、慣れてくるとそこまで時間をかけずに行うことができて効果も抜群です。
簡単3ステップで一人で移動中でもできるのでぜひ試してみてください。全部合わせて大体40分~60分くらいの学習法です。
まずは普通にTEDを見る
自分の興味のある動画で構いませんので、まずは普通に楽しみながらTEDトークを見てください。
ゆっくりクリアに話す人が多いので、映画や海外ドラマと比較するととても聞き取りやすいですが、専門用語もでてきますので、もし内容があまり理解できない場合は英語か日本語の字幕をつけても全く問題ありません。
大事な点としては何度見ても構わないので内容を十分に理解することです。
わからない単語があれば次のステップで使えるのでメモして意味を調べてください。
TED TALKの内容を要約する
次は見た内容を頭の中でも紙に書いても良いので、英語で要約してください。イメージとしては内容を第三者に伝える感じです。主観的な意見は必要なく、あくまでも客観的に内容を要約するだけで十分です。
そのため「She says..」や「She suggests..」などからの書き出しが多くなります。
意外と理解はしているのに内容は説明できないという人も多いのではないでしょうか。わたしもその一人です。
理解することと予約することは別のスキルなので、この作業で情報として取り入れたものの要点をしっかりつかんで簡単に説明する能力を鍛えます。
複雑な文章は必要ありませんので、友人に話の内容を伝えるくらいの軽い感覚で要約してください。なかなか纏まらない場合は動画を見返してもOKです。「誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって」など5W1Hを意識すると纏まりやすいです。
また、わからなくてメモした単語がある場合は、なるべく要約にも含めるようにしてください。知らなかった単語も聴いただけではすぐに忘れてしまいますが、すぐに実際に使うと覚えやすくなります。
サマリーができ上ったら、脳内でも構いませんので誰かに説明するイメージで最初から最後までを通して読んでみてください。最初はスムーズに読めず途中で止まってしまうと思いますが、気にせず何度か試して通してできるようになれば完璧です。
動画に対しての自分の感想と意見を言う
最後に先ほど要約した内容をベースに。今度は思いっきり主観で構いませんので動画に対しての意見、感じたこと、反論などなんでもいいので、感想を頭の中に浮かべてください。
次にそれを口に出して話す練習をします。誰か実際に聞いてくれる人がいればベストですが、あくまでスピーキングの練習なので独り言でも問題ありません。
最終的には1分~3分くらいにまとめられるとよいです。そのあとはスムーズに言えるようになるまで練習してください。
まとめ
普段の欧米人との会話では、「あのニュースどう思う?」「実はこういった問題があって~」など、見たことや聞いたことを要約して説明し、その後自分の意見をいうやり取りが非常に多いです。
ビジネス面でも会議や交渉で英語を使う場合、大抵何かのトピックついて「知る」→「背景を共有する」→「自分の意見を伝える」というステップを踏みます。
ですので、この作業に慣れておくと、どのようなシチュエーションでも説明と自分の意見をうまく伝えることができるようになります。
この作業は英会話スクールなどではトピックを決めて次回のレッスンでプレゼンを行うなどの方法でよく実施されていますが、ある程度は一人でも練習できる内容なので、英語での説明に自信がない人は試してみてください。
練習でできないことは本番でもできませんので、練習あるのみです。
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