英会話が上達するのに必要な期間は?最低3か月は必要
英会話が上達するのに必要な期間は?最低3か月は必要

英会話が上達するのに必要な期間は?最低3か月は必要

Last Updated on 2023-04-30 by YK

今回の記事は、どれくらいの期間英語の勉強をしたら上達を感じられるのかについてです。

英語は成長がなかなか実感しずらいのが難しいところです。

英語はいきなり上達しない

まず、いくら詰め込んでも英語をいきなり上達させることは難しいです。

一般的な学習方法をベースに考えると、かなり集中して数ヶ月英語漬けの生活をしてやっと少し進歩を感じれる程度です。

突然ペラペラになったり上手くなったと感じれるものでもないので、最初は自信がつかないまま努力し続ける必要があります。

ダイエットの場合、単純に目標体重に近くなれば成功していると途中でも数字で判断できますが、英会話の場合、明確に「話せる」という状態を可視化しずらいので、本当に話せるようになったと実感できるタイミングが相当先になってしまいます。

実際に留学やビジネスで外国人とコミュニケーションを取る場合、何とか乗り切ったという場面は多くありますが、完璧にうまくできたと自信を持って言えるケースはなかなかないです。

日本語でも同じですが、相手と日常会話などで話し終えた後「今日は日本語が上手く使えた」なんてことを考えることはないので、英語力だけではなく、会話力も伴っている必要があります。

英語は、気づかぬうちに徐々に上達していて、ある時、普通の会話でわからない単語がなくなり、言いたいこともスムーズに言えるという時がきます。

上達を実感できるのは最低でも3か月後

とはいえまったく進歩を感じれないと勉強自体を続けるのも難しく、少し上手くなったなと感じれることも必要です。

少し上達したかなと思えるには最低でも3か月は必要です。

英会話のコーチングスクールのコースも3か月くらいが1セットになっているように、基礎知識を詰め込んで、英語に慣れてそれをアウトプットできるようにするためには、ある程度の時間が必要になります。

あくまでも集中して毎日英語を勉強することが前提ですが、初心者の方がちゃんと勉強すれば大体3か月もあれば簡単な会話ができるようになります。

コーチングスクールの場合は、毎日課題やスピーキングを録音してチェックしてもらったり、かなり密度の高い内容に取り組みます。そのため、短期間で向上させたい場合は、普通の英会話スクールよりも英会話コーチングスクールのほうが良いです。

週1日英会話スクールに通っても、プラスアルファで自分でも勉強しないと3か月ではあまり上達しません。

筋トレにも似ていると思いますが、毎日コツコツ取り組むのが上達への近道で、たとえば一週間のうち一日だけ気合いを入れて7時間勉強するよりは、小分けにして毎日1時間勉強するほうが効果が高いです。

英語に毎日触れる方法については下記の記事もご覧ください。

3か月で上達するためには毎日取り組む必要あり

上記のとおり、短期間で上達させるためには、毎日英語に触れることが必須になります。

ただし勉強内容も重要で、内容が偏ってしまうといくら単語や文法を覚えても、英語を話せるようにはなりません。

勉強内容としては、テキストを読むだけではダメで、インプットとアウトプットの両方にバランス良く取り組む必要があります。

たとえば単語を覚えたり文法を学んだあとは、正しい発音を聴きながら実際に大きな声をだして読む練習をします。

特に自分ひとりで勉強しているとインプット学習しかしていないことが多いですが、英語は必ず声に出して、使える知識にしていく必要があります。

フレーズも覚えたら実際に使えるようになるまで発音練習をします。一人の時にうまく発音できない言葉は人前でもうまく発音できないので、一人で何度も繰り返しながら正しい発音を覚なければなりません。

ほかにもインプットとアウトプットの学習方法は色々ありますが、しっかりと毎日バランス良く勉強することが重要です。

インプットだけでは、実際に外国人と英語で話す時に言葉が出てこなかったり、知っている単語なのに上手く聞き取れなかったりして自信をなくすことにつながります。

インプットやアウトプットについては下記の記事もご覧ください

初心者が3か月頑張ったらどうなるか

まったくの初心者の人が3か月間ちゃんと勉強すると外国人の小学生と同じくらいの英語力を身につけることができます。

小学生といっても、意思の疎通はできますし、文章も読めるので、3か月後の目標とするには素晴らしい成果です。

3か月でベースができれば、その後の勉強にも多いに役立ちます。

相手の言っている英語がまったくわからなった人が、会話の30%を理解できるだけでも大きな進歩です。

感覚値にはなってしまいますが、最初と比べて何%理解できて何%上手く話せたなどの感覚で上達具合を判断するのも一つの方法です。

その後はさらに気長に頑張る必要がある

小学生から中学に上がり、高校生、大学生、社会人となると、順番に必要なボキャブラリーと文法もどんどん増えていきます。

そのため、そのレベルから上達を感じるには、より長い時間を学習に費やす必要があります。

ネイティブの小学生レベルからネイティブの中学生の英語レベルに向上するには、最低1年は必要です。

中学生では少し長めの文章で話せるようになる必要があるので、基本的な文法と語彙は完全に押さえる必要があります。

ネイティブの高校生の英語力があれば、ほとんど不自由なく誰とでも話せますが、留学などせず日本で勉強する場合そのレベルに行くには、2年以上は必要です。

その英語レベルになると最低限、英語の簡単な小説を普通に読めるくらいの知識量は必要になってきます。

正確な英語と自然な言い回しで英語で相手と論理的な話ができるようになるには最低でもネイティブの大学生くらいの英語力が必要です。

そこまで行くには、ニュース番組やドラマなど完全に字幕なしで見れて、ほとんどわからない単語がないくらいにならないといけないので、さらに2~3年はかかります。

まとめ

英語を始めたばかりで、あまり上達しないな~と思っている人は、少し気長に3か月ほど集中して頑張ってみてください。

最初はネイティブの言っていることがほとんど理解できず、言いたいことも言えなかったのが、3か月後にはたどたどしくても簡単な会話ができるようになっているはずです。

中級者の人は、より長いスパンで学習に取り組んでみると、あるタイミングで上達を感じられるはずです。

長い道のりですが、続けていれば遅かれ早かれゼッタイに上手く話せるようになる日がきます。

英語は、気づかなくても少しずつ必ず上達しているので、短期間であきらめず、是非気長にもう少しだけ続けてみてください。

自分の英語レベルの目安が知りたい方は、下記のCERFも参照してみてください。

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