良い英会話講師の特徴と基準 講師のクオリティはとても大切
良い英会話講師の特徴と基準 講師のクオリティはとても大切

良い英会話講師の特徴と基準 講師のクオリティはとても大切

Last Updated on 2023-02-28 by YK

カリキュラムがしっかりしている英会話スクールでも、レッスンを担当する英会話講師の質がレッスンの質、延いては上達のスピードに直結します。

そのため、スクール選びと同時に講師選びも非常に重要です。気さくで話しやすい雰囲気も重要ですが、同時にしっかりとレッスンを行ってくれているかも確認してください。

同じ講師のレッスンでなかなか上達しないと思っている場合は、思い切って講師を変えることも時には重要です。

良い講師の見分け方

良い英会話講師の具体的な特徴

良い講師の具体的な特徴として、今回は一般的な人柄やコミュニーションスキルは置いておいて、良い講師が持っているべきレッスンに臨む姿勢として3つのポイントをご紹介します。

レッスンの準備をしっかり行っている

英会話講師はスクールのカリキュラムに沿って教えたり、自身のティーチング経験やバックグラウンドを活かしながら、それぞれの生徒に合わせてレッスンを行ないます。

しかし講師によっては生徒の細かいレベルや上達具合に注意を払わず、決まったルーティンで流れ作業のようにレッスンを行う人もいます。

特にマンツーマンレッスンでテキストを使用している場合、1回のレッスンで毎回1チャプターを終え、生徒があまり理解できていなくても次回は次のチャプターへ進んでしまう場合があります。

レッスンを行っただけで、生徒側は学ぶべき内容が身についておらず、講師ペースのレッスンになっています。

次回のレッスンでフォローアップがあればいいのですが、前回教えたことを覚えていないなど、レッスンごとに適切な準備をしていない講師のレッスンでは、英語力が伸びることは期待できません。

ある程度は決まった内容でも問題ありませんが、しっかりと生徒のためにカスタマイズされたレッスンを準備してくれる講師が間違いなく良い講師です。

生徒の英語学習に対してどれだけ親身になってくれているのかが基準になります。

レッスンプラン

中長期的なレッスンプランを持っている

次に重要なのが、その講師が生徒の英語力、強みと弱みを正確に認識ていて、中長期でのレッスンプランを持っているかどうかです。

良い先生はどのような順序で教えていくと効果的に英語力を伸ばせるかを経験から理解しています。

良い講師は、ただ単にカリキュラムや教科書に沿って教えることはせず、中期的な目標を達成するために必王な学習サプリメントを使用したり、宿題を出したり様々な手法を使って英語力の向上を図ります。

決して行き当たりばったりなレッスンは行わず、目標から逆算したティーチングプランを持っています。

講師が適切なプランを持って教えてくれているのか不安な場合は、2~3ヵ月後の目標設定やどのように学習を進めたらよいか聞いてみると判断することができます。

良い先生であれば自習で学ぶべき内容なども丁寧に教えてくれます。

レッスンプラン

アウトプットの時間をたくさんくれる

良い英会話講師はレッスンを大切にし、レッスンで最大限の効果が得られるよう細心の注意を払いながらレッスンを行っています。

生徒のレベルにもよりますが、良い講師はなるべく生徒に多く喋らせるようレッスンを組み立てます。

話す割合は、「講師3割、生徒7割」の目安で行っています。

レッスンで理解できない点がある場合、こちらがわかるまで説明してくれることも大切ですが、講師だけが話し続けてしまうと生徒は貴重なアウトプットの練習時間を失ってしまいます。

インプット学習は一人でもできるので、レッスンでは、なるべく多く話しアウトプットを行うようにしてください。

講師によっては、講師だけが楽しく話し続け、あっという間にレッスンが終了、結果として生徒がレッスン中にほとんど話せなかったというケースもあります。

特に外国人やネイティブ講師の場合、悪気はないのですが、こちらが黙っているとサービス精神で盛り上げようとしてたくさん話してくれる人も多いです。

また生徒の発言が終わるのを待たずに先回りして言いたいことを拾ってしまったり、こちらが理解していないと早合点して発言の途中で説明してしまう講師も多くいます。

英会話では相手が話している途中でも上手にカットインして会話に入れることも重要ですが、最初はかなり難しいのでゆっくり話す機会をくれる講師のほうが断然おすすめです。

話好きな講師の場合、レッスン自体は雰囲気もよく楽しく終えることができますが、長期的にみるとその講師に慣れてしまうと予定調和のレッスンになり、レッスンの意義も失われてしまいます。

楽しい英会話パートナーではなく、あくまでも”楽しく学べるレッスン”を行っている講師を見つけてください。

アウトプットの時間を十分に取ってくれることは良い講師の基準です。

間違いをしっかり直してくれる

間違いを直してくれることも非常に大切な判断基準になります。

講師にとって楽しいだけのレッスンを行うことは、正直なところあまり難しいことではなく、むしろそのほうがレッスンの準備も要らずとても楽です。

生徒の話に合わせて会話を盛り上げて、「See you next week!」という講師もいます。

人柄も良く、こちらも楽に受けられるので何度かレッスンを取ってしまいますが、2~3回レッスンを取ると何も教わっていないことに気づきます。

良い講師は英語を教えることにプライドを持っており、内容がない会話に多くの時間を使いません。

もちろんリラックスしてもらうための雑談で楽しい雰囲気を演出しますが、一回のレッスンを雑談だけで終えることはありません。

良い講師は初回のレッスンから文法の間違いや言い間違いがあれば的確に指摘してくれます。

都度直してくれる講師や流れを切らないようにレッスン終了間際にまとめて教えてくれるなど講師のスタイルによって異なりますが、良い講師は生徒の間違いを放っておきません。

初級者に対してはあまり指摘しすぎるとレッスンが苦痛になってしまうので、全ての誤りを指摘することはありませんが、良い講師は大事な点については雰囲気を壊さない範囲で必ず正しい言い方を教えてくれます。

まとめ

効率良く学習を進めるためには良いスクールを見つけることも重要ですが、同時に良い講師を探す必要があります。

もちろん英会話スクールではトレーニングを通して効果的なレッスンを行うテクニックを講師に伝えてはいますが、講師の個性によっては自己流でエンターテイメント性を重視しすぎてしまったり、言い間違いを直してくれなかったりするので、講師の見極めは必須です。

講師のキャラクターも重要ですが、どうやれば自分の生徒の英語が上達するのかを考えながら教えている講師とそうでない講師では英語力の伸び方が大きく変わってきます。

以上、当たり前に思う基準ですが、目標に向かって努力している以上、それに向き合ってしっかり教えてくれる講師を見つけてください。

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